アーカイブ「2017年08月」

クラウド上のインスタンスにおいて、

Redisのpub/subをしている際、

もし、そのRedisインスタンスがいきなり落ちて、いきなり稼働した結果、

subscribe側が正常にTCP切断を出来ない、

つまりsubscribe側から見れば、まるでRedisへの接続が生きているかのような状態に陥り、

自動的な再接続が機能しないという事態に陥った。。。

 

これは、Redisのsubscribeにはタイムアウトがないという点と、

subscribeが受動的なものであるという特性であるが故に、

発生した問題である。

 

クラウドでは、インスタンスの瞬間的なダウン&アップがたまにあるので、

データベースの自動起動を有効にするかを検討する必要がある。

それはmonitなどによる自動再起動も然りである。

まあ、DISKに書き込むタイプの処理を使っておけば、

このような問題に対して、比較的軽微なダメージで済むかもしれない(もしくはノーダメージ)ので、

その点も留意して、利用プロダクトの選定、プログラムの対応を検討する必要があると思ったわけです。

 

以上

投稿日時:2017年08月30日 23:12   カテゴリー:redis   [コメントがあればどうぞ]

10.1から10.2で変更になるパラメータを見てみた。

個人的に気になるものは以下の通り。

・max_allowed_packet
4MB -> 16MB

・sql_mode
NO_AUTO_CREATE_USER,NO_ENGINE_SUBSTITUTION -> STRICT_TRANS_TABLES,ERROR_FOR_DIVISION_BY_ZERO,NO_AUTO_CREATE_USER,NO_ENGINE_SUBSTITUTION

・innodb_additional_mem_pool_size
removed

・innodb_autoinc_lock_mode
1 -> 2

・innodb_buffer_pool_dump_at_shutdown
off -> on

・innodb_buffer_pool_dump_pct
100 -> 25

・innodb_buffer_pool_load_at_startup
off -> on

・innodb_buffer_pool_size
Dynamic

・innodb_checksum_algorithm
innodb -> crc32

・innodb_compression_algorithm
none -> zlib

・innodb_file_format
Deprecated

・innodb_file_format_max
Deprecated

・innodb_flush_sync
new

・innodb_large_prefix
Deprecated

 

俯瞰してみると、これまで10.1では必ず設定していたパラメータが、

defaultで採用されているケースが多い。

そして、767byteを超えるインデックスについて扱っていた

large_prefixに関係するパラメータがdeprecatedになり、

defaultで3072byteまでインデックスサイズが拡張されるということか。。

 

もうちょい深読みしてみないと、上記の変更が生む弊害が読めないが、

往々にして、より扱いやすい方向に進んでいる気がする。

なお、上記のパラメータの多くはMySQL5.7でも採用されている。

 

以上

投稿日時:2017年08月30日 22:33   カテゴリー:mariadb, mysql   [コメントがあればどうぞ]