アーカイブ「2024年10月」

誰も見ていないこのブログを立ち上げ、2024年11月で11年目となります。

丸10年ですね。

約200弱の記事を書いてきましたが、今見直してみると過去のやつは不十分なものもあるなと感じています。

さくらのVPSのCentos7で運用していますが、そろそろリプレイスが必要だな、とも思いつつ。。

この10年振り返ってみると、年々仮想化が強くなり、ITの巨人の肩にのる割合が増えている感じがします。

今後もこの流れは続くのかなとは思いますが、やはり銀の弾丸はないものなので、

特性を把握し、うまく利用していくための学習・情報収集・試行が必要なのかなと思います。

一方で、ビジネスとしては、小さいシステムが淘汰されていくのだろうかと感じつつ、

小さいシステムをちゃんと構築する経験を踏めなくなっていくのは、

今後の人材育成においても懸念に感じています。

確実なことはわからないのが世の常かもしれませんが、

このブログを少しでも長く続けられればいいなと今は思うばかりです。

以上

投稿日時:2024年10月30日 22:47   カテゴリー:other   [コメントがあればどうぞ]

0.7.0をリリースしました。

https://github.com/shigenobu/ebonyrack/releases

今月はがんばった。。

0.6.8、0.6.9、0.7.0での対応内容は以下となります。


一定サイクルでやらないとね。

HTMLのsvgにtextを埋め込み、検索可能としました。

FONTを合わせないと、検索のときにずれてしまうので、

FONTもGoogleFontから取得するよう、HTMLも修正しています。

CTR+Fで検索BOXが出現するようになりました。

workspace上で見えているテキストに対して検索し、

見つかった場合は、ワードをハイライトするとともに、

ワードを含んでいないオブジェクトを目立たないようにしました。

とはいえ、改善の余地がある感じではあります。

これまではサイドのオブジェクト名をクリックすると、

ワークスペースの該当オブジェクトに移動し、フォーカスさせていました。

これを、クリックまたは十字キー選択では、該当オブジェクトに移動するにとどめ、

ダブルクリックまたはENTERキーで、フォーカスさせるようにしました。

これは検索時にサイドのオブジェクト名を目立たせないようにしたため、

クリックでフォーカスを当てると操作性が悪くなるためです。

また、ワークスペース上でフォーカスを持っているオブジェクトに対して、

サイドが連動して選択状態になるようにしています。


今回の検索機能で、指定のオブジェクトのみを目立たせることは不要になったので、

予定を修正して、以下のプランで今後を進めようかと思います。

  • ANTLRによる外部キーパース
  • VIEWの対応
  • 検索の改善(小さな表示スペースで、前・次で飛べるようなイメージ)
  • テストデータ作成

テストデータ用のINSERT文作成というのが正確ですが、開発中にあると便利だなと思いました。

他のツールでもあったりするようなので、優先度上げてやってみようかなと思ってたりします。

以上

投稿日時:2024年10月30日 22:19   カテゴリー:mariadb   [コメントがあればどうぞ]

mysqlで連番を生成しようとすると以外と難しいです。

再起CTEなんかでやらないといけないかなと。

mariadbではsequence storage engineの機能を使うと、とてもかんたんです。

https://mariadb.com/kb/en/sequence-storage-engine

に書いてあるとおりです。

↓の感じですね。

> select * from seq_1_to_10;
+-----+
| seq |
+-----+
|   1 |
|   2 |
|   3 |
|   4 |
|   5 |
|   6 |
|   7 |
|   8 |
|   9 |
|  10 |
+-----+

なんで連番を生成したいかというと、歯抜けが許されない場合があるからですね。

たとえば、↓のような状況だったとします。

> CREATE TABLE `active` (
  `ymd` date NOT NULL,
  `cnt` int(11) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (`ymd`)
);

> select * from active;
+------------+-----+
| ymd        | cnt |
+------------+-----+
| 2024-10-01 |  10 |
| 2024-10-02 |   7 |
| 2024-10-04 |  11 |
+------------+-----+

見てのとおり、「2024-10-03」のデータがありません。

ここで連番テーブルとLEFT JOINすることで、

「2024-10-03」を「0」として計上できます。

↓の感じですね。

> with
t as 
(
  select date('2024-10-01') + interval seq day as ymd from seq_0_to_3
)
select
  t.ymd as ymd,
  coalesce(active.cnt, 0) as cnt
from
  t
  left outer join
  active
  on t.ymd = active.ymd
order by
  t.ymd
;
+------------+------+
| ymd        | cnt  |
+------------+------+
| 2024-10-01 |   10 |
| 2024-10-02 |    7 |
| 2024-10-03 |    0 |
| 2024-10-04 |   11 |
+------------+------+

まあ、今更ですが、意外と連番生成は求められるので、

mariadbであるなら、sequence storage engineをつかうと楽ですよ、ってことですかね。

以上

投稿日時:2024年10月19日 00:02   カテゴリー:mariadb   [コメントがあればどうぞ]

0.6.7をリリースしました。

https://github.com/shigenobu/ebonyrack/releases

0.6.5、0.6.6、0.6.7での対応内容は以下となります。


これは、「use 〇〇;」をDDLファイルの先頭に入れるためです。

オブジェクト(テーブル、シーケンス、ノート)は、今までも右クリックでコピー&ペイストができたのですが、

CTR+CとCTR+Vの操作に対応しました。

CTR+Vでは、最も新しいコピー元を貼り付けます。

テーブル内のカラム一覧に、挿入貼り付けを対応しました。

これは大量のカラムを登録したいときに、エクセルなどで予め準備しておくことで、

一気に挿入可能となるものです。

「Column name」のセルの背景が薄い赤になっているので、

ここに対してCTR+Vで挿入貼り付けとなります。

また、DELキーで複数行の削除が可能となります。

「Edit」のメニューに追加しています。

テーブルやシーケンスの情報を一括更新可能です。

テーブルでは、カラムグループとパーティションも編集可能です。

薄紫のセルに対して、CTR+Vをすることで、上書き貼り付けが可能です。

エクセルで変換情報を用意しておき、貼り付けるとよいかなと思います。

また、パーティションを一気に付与するなどができるようになっています。

(パーティションってあとでやる場合も多いので)

今まではオブジェクト1つずつしか移動できませんでしたが、

SHIFT+左クリックで対象を複数選択し、移動することができるようになりました。

オブジェクトの重なり合いが少し微妙な部分はありますが、操作性の向上は図れています。


JTableのセル操作の向上が難しく、エクセルとの併用のほうが良いかと思い、

貼り付けなどを対応している感じになってます。

今後ですが、

  • 特定の名称パターンのオブジェクトのみを表示する(例えば「shop」が含まれているテーブルだけ表示するなど)
  • VIEWの対応

あたりを優先的に考えてます。

その他としては、

  • 外部キーのDDLを読めるようにする(ANTLRのパースで、自前で生成したものくらいは読めるようしたいかな)
  • FUNCTION/TRIGGER/PROCEDUREの追加
  • 検索機能
  • データ作成機能

あたりを考えています。

以上

投稿日時:2024年10月18日 23:40   カテゴリー:java, mariadb   [コメントがあればどうぞ]