MariaDB10.7が2022年2月にGAとなりました。10.6から8ヶ月スパンでのリリースです。
https://mariadb.com/kb/en/changes-improvements-in-mariadb-107/
10.7.2はmysql_upgradeに不具合があり、すぐにリリースが取り消され、
10.7.3が初回GAとなったようです。
公式に書いてありますが、個人的に気になった点をまとめておきます。
- UUID型(UUID DATA TYPE)の追加および、UUID系関数追加
- JSON関数追加
- order by時のオプションとして、「natural_sort_key」が追加
- optimizer switchに「reorder」追加(デフォルトOFFのようです)
- エンジン非依存の圧縮機能をプラグインとして追加(デフォルトのzlib以外はmysql_upgradeのときは注意が必要)
- sformat関数追加(pythonのformat関数みたい)
- mariadb-dumpの際、–as-ofオプションで、特定の瞬間のsystem versionedテーブルの状態を取得できる(全履歴じゃないので要注意)
あとは公式に書いてあるとおりです。
個人的には、sformat関数は嬉しいかなと。
結構、concat関数をつなげてることが多く、どうも見づらいなーと思っていたので。
あと、自分が作っているmagentadeskも、
UUID型と10.5で追加されたINET6型の対応も含めて、
10.7対応版としてv0.4.4をリリースしました。
https://github.com/shigenobu/magentadesk
10.8もすでにRCが動いているようで、10.8が早く来そうです。
10.8の対応内容は結構すごい感じを受けます。期待ですね。
以上
コメントがあればどうぞ